怠慢な素粒子

皆様へのご挨拶

まず初めに、６月１７日先生がモバゲータウン内にて連載されていた「怠慢な素粒子」は、私六月十七日が、別の場にて連載させていただいている「怠慢な粗粒子」の転載であったことを、この場をお借りして公表したいと思います。

事が判明した発端として、私が一年近く連載を停止していた「怠慢な粗粒子」を、久方振りに更新しようとgoogleにて検索したところ、私に心当たりのない「怠慢な素粒子」という作品が検索されたことにあります。

はて、と思った私がそちらのサイトへジャンプしましたところ、そこには、少々改変が加えられているものの、概ね私が「怠慢な粗粒子」の中にて掲載させていただいていた短編と変わりない作品たちが羅列されており、私はそれに関して大層驚いたことは記憶に新しく御座います。

よくよく閲覧させていただきましたところ、沢山の親愛なる読者の皆様に御拝読いただいており、中には、万感の思いがこもっているであろう熱烈な感想文まで提出して下さっている読者の方までいらっしゃいました。

とても嬉しいことでした。
構わないとも思いました。

何故なら、私六月十七日の思うところといたしましては、「その作品は誰が書いたものなのか」を主張することなど、さして重要なことではなく、一番大事なのは、「その作品を読んで、誰がどう思ったのか」ということだと考えているからです。

例え転載とはいえ、その文を読んだことでどこかの誰かが感動していただければ、どこかの誰かが楽しんでいただければ、私はそれで構わないと考えました。