怠慢な素粒子

皆様へのご挨拶

６月１７日先生へ。
まず、お礼を言わせて下さい。
あなたがモバゲータウン内にて「怠慢な素粒子」を連載してくださったおかげで、沢山の読者の方に作品を知っていただくことが出来ました。
また、元々はウェブブラウザ用に執筆した短編を、携帯端末でも読めるように改変することは、それはそれは大変な重労働だったと思います。
そうしてまで作品を広めてくださった６月１７日先生へ、私六月十七日から、心よりお礼申し上げます。
本当に、ありがとうございます。

６月１７日先生へ。
次に、苦言を呈させて下さい。
あなたがこちらに転載なさった作品を見て、多くの読者の方々が沢山のお便りやお声を届けて下さっておりました。
その読者の皆様を差し置いて。

何の挨拶もなく削除するとは何事ですか。

転載だろうが何だろうが、そんな事はこれっぽっちも重要ではありません。
大事なのは、あなたが載せた作品を見て、沢山の方々が感動したり考えたりすることなのです。
そんな親愛なる読者の皆様へ、あなたから何かしらの言葉をかけることは出来たはずなのです。

もう一度言います。

私六月十七日は、これっぽっちも構いません。

あなたが私の作品を無断で掲載しようが何をしようが、そんな事は蚊ほどにも気にしません。後々にでも「実は～・・・」と一言いただくことさえ出来れば、私はちっとも構わなかったのです。

６月１７日先生へ。
最後に、助力を求めさせて下さい。
あなたがこちらに掲載されていた「怠慢な素粒子」を見て、私六月十七日はいたく感銘を受けました。
何故ならそこには、先にも申し上げた通り、元々は「ウェブブラウザ」という媒体を通すことを前提として書き上げられた作品が、見事に「携帯端末」という媒体を通すことを前提とした作品に調節されていたからです。
これは、大変なことです。生半なことではありません。

あなたのその手腕が、必要です。

今なお、モバゲータウン内にて作品を心待ちにして下さっている読者の皆様のためにも、あなたのその編集能力が必要なのです。

どうか、力を貸して下さい。

いつでも、ご連絡をお待ちしております。