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敗戦により、戦力的に不利な統合政府は、話し合いによる緊張緩和を求め使者の船団を派遣した。
しかし、その船団は、話し合いの前に攻撃をうけ全滅してしまった。
そこには、アルメダ皇国内部の軍部の独断があった。
タカ派のアルメダ皇国軍総司令官であるカスター元帥は、地球侵攻を目論み、皇帝陛下の夫であり内政の長である執政を退け、軍部による独裁をはかったのである
これにより、アルメダ政府は地球侵攻を明言したが、先の会戦と火星の治安維持により、侵攻準備が手間取り、火星軌道会戦より10ヶ月間、小競り合いのみとなっていた…。
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