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細身で、俺と同じくらいの身長。
そんな身体から、いきなり繰り出されたパンチ。
それを最小限のモーションで避ける。
俺の左頬の数ミリ横を抜ける、オジ様のパンチ。
それにより起きた、微かな風が頬にかかる。
ホッペタが くすぐったい。
オジ様は間髪入れず、もう一方の腕の拳を、俺の顔面 目掛け 放った。
人混みで、正面から歩いてきた人を避ける、そんな要領で、オジ様の拳を軽く避ける。
計2回 攻撃をかわした俺は、繰り出されままのオジ様の腕を掴み、それを肩で背負い、オジ様の身体ごと地面に叩き付けた。
どぅん
「くっはッ!!!」
オジ様は、俺の投げ技によって、地面に転がった。
「お客さん!まだ先払いの試合料もらってないけど!どうなってるの!?ケジメつけてもらうぞおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぃいやあああああいッッ!!!!!!」
そう言いながら、オジ様の顔を思いきり踏みつける…フリをする。
「ひっ!!?」
怯えた声を上げるオジ様。
少し萌えた。
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