仕事―――…

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  「大人数の やーさん が、お前と やり合う 流れになったと聞き、すぐに俺は 例の部下4人を送り込んだ。 超絶圧倒的不利な戦況で、いかにして勝利を手にするか…それが最終テストだった。 結果として、全員 倒し、合格点を満たした お前は、遠回りながらも 今 こうして、俺の前にいる。」 「あー、なんだか 巧く連れ込まれた感じっすね。」 「これからは、国のために その拳を奮ってもらう。 ちなみに拒否権はない。」 「へっ、笑っちゃうね。 もともと俺には、正義感ってのがそんなにない。 国がどうなろうと知ったこっちゃない。 国家だか何だかしらないが、そんな お偉いさん方 の要求なんて、飲みたかぁない。 それに、できれば今まで通りに、俺らしく暮らしていたいとも思う。 わざわざ 得体の知れない宇宙人と、命かけた喧嘩するなんて、本来なら 真っ平 御免だ。 でも、宿命(さだめ)ってやつからは、どうしても逃げらんないもんだね。 やっぱ 闘うの好きだし、俺には それしかない…。 西嶋さん、俺やるよ。 いまいち信じられないけど、アンタは妙に信用できちまいそうだ。 だから… 俺やるよ。 国のために。 そして、紛れもなく …俺のために。」 「いや、だからさ、 拒否権ないから やる に決まってるでしょ、そりゃ。」 「……………」 俺やっぱ 西嶋 嫌いだわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww  
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