はじまり―――…

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  俺以外は、ダニとゴキブリしかいないであろう、我が家で朝食を平らげたあと、愛車であるギアなしチャリに股がり、通いなれた道を行きます。 「さびついたしゃりんっ、 ひめぇをあげぇ~」 車輪の唄を歌いながら風を切っていたら、赤いランドセルを背負った登校中の小学生に見られました。 やべぇ、恥ずかしいwwwwwいやでもさ、自転車に乗ってたら車輪の唄を歌いたくなるのは仕方がないことだよね?テニスのダブルスで捻挫してる奴とペア組んで試合に負けちゃうぐらい仕方がないことだよね。 って、そんなことを思っていたら、俺は見事に民家の塀に衝突し、自転車ごと派手に吹っ飛びました。 ぐらわっしゃああん! 「くっ…そうだった、ここは左にハンドルを切ってカーブをしなきゃいけないんだった。うわっ、血でてきた!」 くそ~。今転んだのはきっと、俺の大いなる力を恐れた神の仕業だ…!くそっ!シット!ガッデム! と、ありったけの罵声で神を罵り倒してみたが、なんだかとっても虚しくなってきたので、今転んだのは、自分のせいだと認めることにした。 少しドジで、間が抜けているところも、俺の良いところだと、死んだ爺ちゃんも言っていました。 爺ちゃん天国で元気にしてっかな…。 天国の爺ちゃんに想いを寄せて、チャリを走らせること5分… 大通りを一つ入った、比較的 人通りの少ない通りにある、良い感じの広さの空き地に、いつものように、チャリを止めました。 ここが俺の仕事場。 広すぎず狭すぎず。邪魔な物はないし、邪魔な者も来づらい。とてもイイトコロ。 しかし、こんなところじゃ誰も来ないんじゃないの?って、思ったアナタ。 鋭いwwwww その通りwwwww 鋭すぎて刺さっちゃうよwwwww気を付けてwwwww 例えるなら、蘭ねぇちゃんの髪型ぐらい鋭いよwwwwwあのフロントヘアーぐらいビュシューンってwwwww 俺と一戦を交えてくれる物好きな お客さんは、一日10人も来れば、良いとこです。殴られ屋とは少し違うからね。 で、まぁ、暇なんで、一人で待機しつつ、PSPでモンハンをしているのが日課。 インドア派ばんざいwwwwwwwwwwwwwwwマンセーwwwww火山お守りマラソンさいこーwwwww  
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