初陣―――…

7/17
前へ
/84ページ
次へ
  「ふぅー…。2番隊のやつら、いきなりCMO-1Hをぶっぱなしやがったから、驚いちまったぜ。」 そう言う高柳に、眼鏡のナントカさんは、こう返した。 「もー。高柳さん、良い加減に "うちの武器" に慣れて下さいよ…。他隊が爆発性の武器を使用すると、毎回びっくりするじゃないですか、アナタ。この前も―――…」 あぁー、そう言うことか。さっきの緑色のような、黒色のような、グロい色した爆風は、こちら側の兵器によるものでしたか。そっか、そっか。余りに現実離れしていたから、宇宙人のものかと勘違いしちゃいましたよ。 って、うちの組織は、どんだけ とんでもない兵器を所持してやがるんだい?という、不安と、安心が、胸の中でモヤモヤと渦巻き、駆け巡っていた。  
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加