はじまり―――…

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  おっさんが、うおぃりゃ とか言いながら、そのぶっとい右腕を横方向にフルスイングしてきた。 ドンッ 俺は腕に力を籠め、しっかりとガードしたが、なかなかパンチが重く、身体がプルった。身体がデカいだけあり、破壊力はバツグン。 今度は、ぬっ とか言いながら、左腕でアッパーを仕掛けてきた。 俺は、その動きを目で確認してから、自分の脚を右斜め前へ素早くスライドさせ、おっさんの横に移動し、アッパーを避けた。 ぶぉん 空を切るおっさんのアッパー。 左腕を天に高々と掲げた状態のおっさん。 そんなつもりはないだろうに、『気合い充分、嬉しさマックス、ガッツポーズ』をしているかのような格好になっているおっさんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww そして、そんなおっさんのガラ空き状態の腹に拳を何発か叩き込む。 「ごるんっ!」 おっさんは何か、ごるん とか言いながら、崩れ落ちてった。  
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