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僕らは歩く
砂の道を
沈んだ足をもちあげて
一歩進んでまた沈む
終わることのないこの連鎖を繰り返しながら
僕らはこのループする螺旋の砂道を進む
終わりは見えない
遠くも見えない
でも何かあるかもしれない
自分の進む先に
ほんの小さな何かがあるかもしれない
だから僕らは進むんだ
何かが見えるからじゃなく
何か見えるかもしれないから進むんだ
今いるこの足場の悪い砂道を
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