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(どうしよう……)
愛海は謎の女の子から渡されたプレゼントを持って、
廊下を歩いていた。
愛海は実に人の良い性格で、特に頼まれ事なんかにはめっぽう弱かった。
(よしっここはちゃんと、私が光に責任持って渡してあげるべきよねっ)
ガラッ
教室に入ると、みんな揃っていて、賑やかだった。
光は、クラスの人が集まっていたその輪の中心にいた。
私が教室に入ると、光は直ぐに私に気づき、こっちへ寄って来る。
(う゛……)
その時私は見つけてしまった。
光の机の上にある沢山のあれを…………
「…相変わらず、モテるよね。光って。」
私は思わず感心する。
「ははっ何をババくさい事言ってんだよ。
ああ、そうそうっ愛海からは俺、毎年貰って無いんだっけ?
てか、ほんっと愛海はバレンタインには無頓着だよなあ~。」
「う、うるさいっ」
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