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しばらく、たわいもない話をして、カイは、満足そうな顔を帰って行った。
嵐のようだったな…。
カイが帰っていく背中を見ながら、アオイはそう思った。
その日から、毎日のようにカイはアオイの家に訪れた。
ゲームして、友人のように話したり、遊んで帰る。
本当に普通の友人。
悪魔だということなど、忘れてしまうくらいに人間らしい。
アオイもそんなカイに徐々に心を開いていった。
そんな幸せも一時のつかぬま…
…アオイの運命の引き金が、なんの前ぶれもなく、引かれる…
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