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少し流れた沈黙の時間、それは兵士の決心を固めるための時間だったのかもしれない。
うつ向いた兵士は吹っ切れたように顔を上げ、鞘から剣をゆっくりと抜いた。
兵士「手荒な真似はしたくありませんが……仕方ありません」
シャドウ「おいおい、そりゃないだろ……」
見かねたシャドウは咄嗟に剣を抜き、兵士の前に現れた。
兵士「な、貴様!!」
シャドウ「その剣で市民を守る!!じゃなかったっけ?騎士って」
兵士「脱獄犯め……」
シャドウの姿を見たとたん兵士の構えは戦闘体制に入り、剣を向けながらシャドウのいる方へ走ってきた。
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