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そして、勇者は魔王を倒し、姫を救い出したのですが、
魔王に暗黒に染められた世界を救うには。
勇者が昼を力強く照らし、姫が夜を優しく照らさなくてはいけない。
それはつまり、2人にとっての永遠の別れ……
「勇者様…私、勇者様のことが…」
「姫、僕も同じ気持ちです……ですが、僕達はやらなくてはならないのです」
「なら誓ってください。例え体は離れていても、心はいつも一緒だと」
「誓います、永久にあなたの事を、忘れはしないと!」
「勇者様!」
「姫!」
強く抱き合った2人はゆっくりと離れて行き。
勇者は昼を照らす太陽へ、
姫は夜を照らす月になり、
この世界を優しく、力強く照らし続けるのでした。
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