退屈な日々

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まるで子供のように本をメイドにすすめ全く話についてこれないメイドに本の内容を話しまくる。 これでは本を読む意味がなくなってしまうが、話し相手が極端に少ないウィルティンにはメイドは丁度良い話し相手なのかもしれない。 ウィルティン「あ!そう言えばご飯でしたよね」 慌てて本を机に置きメイドを手招きすると、1人分の昼御飯が積まれた台をメイドが部屋まで押してきた。 メイド「では、私はこれで失礼します、ごゆっくりどうぞ」 ウィルティン「あ、あの……」 メイド「何でございましょうか??」 ウィルティン「私、その……いつも1人なので、その……い、一緒に食べません??」 もじもじしながらメイドを誘うと、メイドはニコッと笑いながら「少々お待ちください」と言い残し、部屋をあとにした。
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