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「どんな噂になっているのか知りませんけど……」
その時、美琴の周りからバチバチッと電流がほとばしった。
「電気……、それにあの氷に蒼い焔………ま、まさか!?」
「ええ。
あの方達こそが、
学園都市二百三十万人の頂点。
九人のレベル5の第三位のお三方――」
美琴は、コインをピーンと上に弾き、それを逃げ出した男の乗った車目掛けて打ち放った。
「『超電磁砲(レールガン)』
御坂美琴お姉様。
『氷結の女王(フリーズクイーン)』
御嶼紫織お姉様。
『蒼焔の姫君(フレアプリンセス)』
御嶼霞織お姉様。
常盤台中学が誇る最強無敵の電撃姫(でんげきひめ)、蒼弓姫(そうきゅうき)、氷結姫(ひょうけつき)ですの。」
男は黒子の足元で顔を青くしながら、「ば、化物……」と呟いていた。
美琴のレールガンが命中した車の中では、逃げた男が泡を食って気絶していた。
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