第2話

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――数分後―― 「ヌグググ……」 美琴は建物と建物の間に入っていた。 「ごめんねー。私じゃここ胸がつっかえて通れなくってさ。」 「いや、私もどっちかというとギリギリアウトっぽいというか、痛っ足がつるー!! ゲッ!」 そんな美琴に、百足が近づいてきた。 「ちょ……!虫!! 何か脚の多いのが近づ…… ギャーー!くんなーーー!! 聞いてる?ねえ!」 と、美琴が叫んでいるが、 「やっぱりここじゃないかー………。」 やっぱり聞いちゃいなかった。 その後、川底、木の上、草むら等など、様々な場所を探すが、収穫はなく、美琴はすっかり疲れきっていた。
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