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――数分後――
「ヌグググ……」
美琴は建物と建物の間に入っていた。
「ごめんねー。私じゃここ胸がつっかえて通れなくってさ。」
「いや、私もどっちかというとギリギリアウトっぽいというか、痛っ足がつるー!!
ゲッ!」
そんな美琴に、百足が近づいてきた。
「ちょ……!虫!!
何か脚の多いのが近づ……
ギャーー!くんなーーー!!
聞いてる?ねえ!」
と、美琴が叫んでいるが、
「やっぱりここじゃないかー………。」
やっぱり聞いちゃいなかった。
その後、川底、木の上、草むら等など、様々な場所を探すが、収穫はなく、美琴はすっかり疲れきっていた。
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