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~学園都市のとあるショッピングモール~
放課後、ショッピングモールをぶらつく美琴、黒子、紫織、霞織の四人。
「――それと!
治安維持活動はわたくし達ジャッジメントに任せて欲しいですの。」
「……そう言われても…。」
「自分で殴った(やった)方が早いし。」
「学園都市に九人しかいないレベル5でも、一般市民である事に変わりは――」
黒子が小言を言いはじめた。
「あ、このクレープ美味しそー。」
「ほんとだ~」
「……おいしそう。」
「話を逸らさないで欲しいですの!」
―――が、三人とも全く聞いていなかった。
「私はこれ。」
「じゃあ、あたしはこれとこれとこれっ!」
「……霞織、そんなに食べられる?」
「うんっ!」
「…なら良い。
じゃあ私はこれ。」
「クロちゃんはどーする?」
「……………わたくしは警邏中ですので。」
「……もしかして、ダイエット?」
「ッ!!///」
紫織に図星をつかれ、顔を真っ赤にする黒子。
「べつにクロちゃんなら必要ないと思うけどな~。」
「その油断が怖いんですのよ。
さぁ、わたくしが目をつむっている間にお召し上がり下さいですのっ!」
「……………!!」
ピーンッ!
クレープを受け取った際に、何かを閃いた美琴。
黒子に近づき、クレープを差し出す。
「?」
「じゃあさ、これ一口だけあげる。」
「………そ、」
「「「?」」」
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