1章、平和とかそういうの

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俺「いいか?俺とお前は意見が相違しっ放しで噛み合わない。それぐらいわかるだろ?もう新幹線の出発時刻だし、この話もこれで終わりだ。」 ?「毎回そうやって話を有耶無耶にする!逃げないで下さいよ!」 もう平和うんぬんは聞き飽きた。 俺はただ毎日をなるべくストレス無く生きるのに必死なんだ。 それだけでも殊の外難しいのに… 他の事に目を向けていられるか! 俺の名前は『黒井 神楽』 くろいかぐら、な。 高卒で現在働いている会社に就職それからは毎日デスクワーク、パソコンカタカタ、デスクワーク、パソコンカタカータ。 カタカタカタカタカタカータ。 聞き慣れた音をさらに聞き続けると、もはやストレスだ。 ?「私は本当に何故理解してもらえないのか、悩みまくっています!この20年間ずっと!」 神「新幹線出発しまーす。」 ?「あぁ!?ちょっちょっとリトルタイムウェイト!まだ携帯のアドレスとか聞いてませんよー!」 アドレス? あぁそういや聞いてなかったな。 てか、出発直前に思い出すことがそれか。 バイバイ!とかあるだろうに。
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