枯れ森

11/26
前へ
/99ページ
次へ
その範囲は見る間に広がり 全体が茶で覆われた《それ》は、枯れ葉の塊となり微かに音を立て、下から徐々に剥がれ落ち ゆっくりとミノムシに似た、その形を変えていく (中から出て来るのは巨大昆虫?だったりして…実際にそうだったら嬉しくないな…) そんな思いが頭をよぎるが その一方で 『巨大ミノムシの中に何があるのか?』 男は自分の好奇心を抑えきれないでいた
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加