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気が付いた時、僕はペンキの剥げかけた天井を見上げていた
次に錆の浮いたパイプベッドに白い清潔なシーツが視界に入る
窓からの日差しが眩しいくらいに僕の顔を照している
あまりの眩しさに身体を起こそうとするが上手くいかない
激しい頭痛と目眩のせいだ
「うぅ…ん」
唯一、声だけは出せる
「気が付いたかね?」
いつから居たのだろうか?
白衣に眼鏡のデップリとしたオジサンが、部屋の入り口らしきドアのそばから、こちらに向かってくるところだった
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