枯れ森

12/26
前へ
/99ページ
次へ
そして、ゆるゆると剥がれ落ちる枯れ葉を待ちきれないとでも言うように、バリバリと剥がしにかかった それは中にいくほど温かく、それどころかほんのりとした光すら感じられる そして男の手が中心部、核ともいえる場所までとどいた時 指先が何か硬い物に触れた その覚えのあるような感触に、思わず掴んだ物ごと手を引き抜く と…
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加