僕の名前

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「どうかしたかね?」 自称、ダイチ『兄さん』が開けたままにしていたドアから、白衣の人物が入って来た 最初に見た医者っぽい人だ あの時は気付かなかったけど、白衣におさめられお腹がやけにポッコリとして窮屈そうだ 「僕ちゃん名前、思い出せないみたいなんだよ」 と、ダイチ 「では、違う街から来たと言う事だな…信じられんが…」 と、杉さんと呼ばれている白衣 僕は、意味の分からない二人の会話に言い表せない不安を感じていた… 「…家出か、初めての冒険旅行…いづれにしても、なぜ枯れ森に居たのか…ふぅ」 白衣のボタンを外しながら溜め息をつく
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