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キーンコーンカーンコーン… ダルい始業式を終え 各々の新しいクラスに向かう生徒達… 奏も流れるように向かっている途中 「ようッ!」 と背後から聞き覚えがある声… 「…おう」 と奏は振り向かず 手をヒラヒラさせて挨拶した。 声の持ち主は 三重 拓志(ミエ タクシ) 見た目はイカツ目で坊主が良く似合う。 不良に見えるが 人懐こくて男女共に多くの友人を持つ。 奏とは高一の時に知り合った… 「なんだ?なんだぁ??!せっかく挨拶をしたのに元気無いなッ」 と無邪気な笑みを浮かべた。 奏はそれをスルーし クラスに向かった。 「おいおいッ 待ててって!! 奏たしかA組だろ?俺も同じクラスだから一緒に行こうやッ」 と拓志は奏に追いかけるように着いて行く。 ちなみに奏の学校は1学年AからFまでの6クラス。 そして担任のグダグタした話しは終り生徒達は下校し始めた。 「あー…今朝の夢のせいで気分わりぃ… 気分転換にどっか行くか。」 と奏は思いそそくさと学校を後にした…
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