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「えー間も無く…」 と駅員のコールが響く。 やがてプシューという機械音がなり扉が開いた。 奏は人の流れに沿い東京テレポート駅を降りた。 そしてしばらく歩くと、いつの間にか静寂している道を歩いていた。 ―俺なんでこんな所歩いてんだろ…? 奏は疑問を持った。 無意識にここまで来たことに。 だがそのまま歩いていると春を知らせる花びらが視界をかすめた… ―……桜? と舞って来た方へ顔を向けた。 そこには 桜が満開に咲き誇った見覚えのある風景が見えた。 そして一つの人影が見えた。 良く見ると一人の少女がなにかを大事そうに持ち泣いていた。 その光景を見た奏は ―前に見た事ある…似た様な光景を。 と思った瞬間脳内にある光景が広がった…
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