vol.1

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「お前には関係ない事だ!」 ルーンはそう吐き捨てて席を立った。 それを嘲笑うかの様にジャスミンは彼を見ていた。 「また連絡するわ。」 ジャスミンの声を最後まで聞く事なく、ルーンは店の外へ走った。 心は混乱していたが、携帯電話を操る指先は冷静にリリの番号を探していた。 リリに今すぐ会いたいと願った。 彼女なら分かってくれる。彼女には全てを話そう。
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