vol.1
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「ありがと。また終わったら電話するね。」 車から降りたリリは急ぎ足で職場へ走った。 その後ろ姿が消えるまでルーンは目を離さなかった。 リリが見えなくなると、ルーンは心を入れ替えなければと自分の両頬を軽く叩いた。 そして自分の職場へと車を走らせるのであった。
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