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ルーンはそんな甘い思い出に浸りながら、気分良く仕事をこなしていると、彼の携帯電話(セルフォン)が鳴った。
リリからに間違いないと急いで電話に出ると、思いがけない相手の声がした。
「ハイ、ルーン。仕事中でしょう?今からそっちに行って良い?」
ルーンはその電話をすぐにでも切りたいと思った。
「ジャスミン、勘弁してくれよ。用事があるなら今この電話で聞くから。」
「あらそう。でももうあなたの店の前に着いたわ。」
慌てて入り口に目をやると、手を振るジャスミンの為に自動ドアが開いた。
ルーンは舌打ちをした。
あんなドア今すぐぶっ壊れちまえば良いのにと心の中で呟いた。
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