春風

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「ただいまぁ」   「美花!あんた何時だと思ってんの!」   「んー?9時ぃ」   「もぉあんたまだ中学生何だから早く帰って来なさいよ!」   「うるさぃなぁ…自分だって夜中遊び行ってんじゃん」   私は冷たく母親に言い放った…   「…とにかく次からちゃんと連絡しなさいよ!」   大人は都合がよすぎる。   自分の言われたくないことを 言われればすぐ話をそらす…   部屋に戻り携帯を開いた…   「美花家着いたぁ?」   リュウジ先輩からのメール…  「ぅん☆今着いたよッ」  それから寝るまでずっと メールをしていた…       ピピピッ…ピピッ…   「やばぃ!遅刻だぁッ!」  気付けば8時を過ぎていた。   急いで学校へ走った。   学校へ着き靴箱を開け 上靴へ履き替えようとした…   「あれ…」   靴箱を開けると上靴がなかった…   「まぁいっか」   "いじめかなぁ"   そう思いながら教室へ向かった。   ガラガラッ… 「おはよぉござぃまぁす」   「おい!…えーっと矢島!遅刻かぁ!」   「あー…はぁい」   席に着き先生の話を聞いていた。   チャイムが鳴り朝の会が終わった…   窓の外には桜が散って 緑の葉っぱに変わろうとする 桜の木が道にそって生えていた…
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