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「そうだよな。その石綺麗だよな…」
竜二はそういうと疾斗の横に来て寝転んだ。
2人は時間ギリギリまで屋上でボ~ッとしていた。
2人は時間になると授業があるので戻って行った。
この日は先生達の会議や出張などで忙しいため授業は3限しかなかった。
なので早く授業が終わり放課後となった。
「疾斗帰ろうぜ~」
「分かった」
2人は昨日と同じように喋りながら帰った。
そしてあの別れ道になった。
「あの石ちゃんと捨てとけよ~」
「ああ、捨てとくわ」
この会話が最後とは知らず、2人は別れた。
疾斗はアパートに帰ると、お父さんの形見である真剣を戻って外に出て行った。
疾斗が向かったのは、近くにある近道で通る川辺である。
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