狂気、凶器、狂喜。[赤柳]

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心臓が物凄く大きな音を立てて跳ね回って、口角を上げられずにはいられなかった。何だ、この感じ。 噴水みたいに勢い良く噴き出す赤い色がすげぇ綺麗だと思った。芸術的なセンスなんて持ち合わせてもいないが、目の前が赤く染まる瞬間はどんなに素晴らしい絵画よりも熱く目に焼き付いた。 「ふ…あははっ…ははははははははははははっ!!!!!!!」 もう一度、目の前に転がる屍にナイフを突き刺し、勢い良く抜いた。また噴き出た。刺す、抜く、刺す、抜く、刺す、抜く、刺す、刺す、刺す刺ス刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺刺………… .
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