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マフラー
高校生の時の話し。
季節は冬です。寒いです。だからマフラーをしてたんです。
いつもの感じで帰宅中
電車で通学だったので、駅まで歩いてました。
その駅はホームの中に遮断機がありました。
4人ぐらいで歩き、遮断機まで辿り着く時に、
『カンカンカン』
みたいな感じで、遮断機が下りてきました。
私は待ってましたよ。
当たり前ですね。
そして、遮断機が上がり『いざ出発!』
皆一斉に進みましたが、
『ぬお!』
そこで私だけが止まったのです!
進めない!何かに引っ掛かった感じでした。
首が……………
締まっていく。
そう…………
マフラーでした。
マフラーが遮断機に引っ掛かったんです。
上がりきった遮断機はそのまま私の首を締める!
しかし、私はすぐにマフラーを首から外しました。
そして、引っ掛かったマフラーを取ろうと、引っ張る!
引っ張る!引っ張る!
人の視線等気にしてられません。
私はマフラーを取る事に必死でした!
もうマフラーをひきちぎる思いで、さらに強く引っ張る!
そして、なんとか取れ、電車へと駆け込んだんです。
勿論先程の様子を沢山の人が見てたはずです。
恥ずかしい思いをしました。
友達がいたからまだ良かったものの、一人だったら恥ずかしくてそれはもう………
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