ぼ、僕が!?
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春。校舎と校舎のあいだを、桜の花びらを乗せたあたたかい春風が吹き抜ける。 すると、校舎の青い窓ガラスには、ピンク色の花弁が映る。 その桜風が映えるのは、なにも窓ガラスだけではない。 白い校舎の壁は薄いピンク色に染まり、その木々が生えていない場所の大気さえも色を変える。 そんな殺風景ながらにも春の訪れを感じるその場所に俺は立っている。 告白されている。 足は振るえている。
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