58人が本棚に入れています
本棚に追加
他愛ない話を交わして後の三人を待つ。さて誰が罰金になることやら。
話題の種も尽きかけてきた頃、制服に身を包んだ長門が雑踏の中から現れた。
「よう長門」
「お…おはよ」
俺の挨拶に長門は小さくだがちゃんと返事をしてくれた。
そんな姿に新鮮味を覚え、俺は記憶の中の長門を呼び覚ます。
あっちの長門は無口だったけど、段々人間らしくなってきていた。
…………………ちょっと俺一人この世界に置いていかれた気がするな。
最初のコメントを投稿しよう!