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違う記憶を持って、違う皆と出会って。俺はどちらにも属さない浮いている存在。何故記憶があるのかということすらも分からない。
そこで俺は古泉が言っていた一つの可能性を思い出した。雪山の中での話だったか。
ここにいる五人は実は誰かコピーされて本来の俺達は鶴屋さんの別荘で遊んでいるかもしれないとか。
そんな事はその時信じなかった。実際俺達は帰ってこれたからな。
…いかんな。こんな事を考え始めるなんて少々気が参っていたようだ。
大丈夫きっとこれは何かの兆候だ。必ず俺は元の世界へと帰ることが出来るはず。
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