プロローグ

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「ぬおぅっ!」 いきなり後ろ襟を掴まれるもんだからものすごくびっくりしてクラス中が静まり返ってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 自己紹介を再開したのを確認して俺を驚かせた犯人の方(とは言っても後ろだが)を見た。そこには腰にまで届こうかという髪整った顔、つまり美人がいた。 「あんた大丈夫?いきなり唸って頭押さえだすし。どうしたの?」 「いや、ちょっとな頭痛がするもんでな」 何だこの感じ、俺はこいつを……知ってる?
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