書けない辛さ

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書けない辛さ

右手の振るえ、全く自由が効かないことに対し、次第に苛立ちが募るようになってきた ある日、突然不運な事故が起きた 小学五年生、体育の授業中。教室での出来事。 機械体操の演技の練習をしていたときのことである 回転していたとき、友達が私の右手を離してしまい左手がロッカーの角に当たった 一瞬の出来事であったので、私には何が起こったのかさっぱりわからなかった 私の顔は真っ青になり、左手に激痛が走った ものすごく痛かった すぐに小学校の近くにあった病院に行き、診察をしてもらった レントゲンを取り結果を見てみると、医師から「骨が折れてますね、骨折してますよ」 「骨が完全にくっつくまでには1ヶ月ほどかかります」と言われた その時は右手だけでなく左手までも使えなくなってしまったと思った どうして私だけがこんな目にあわなきゃいけないのか…とも思った。
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