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『探してみると意外にあるな…
ほとんど海外系のだけど』
本物の死体は棺桶に入ってた婆さんしか見たこと無いから、
俺は一つ一つこれは本物?偽物?と見て回った。
明らかに偽物だってわかるような写真や、特殊メイクなのかも知れないが、素人では区別のつかないものまであっていつの間にか俺は写真漁りに没頭していた。
『もうこんな時間か』
ふと時計に目をやるともう何時間も夢中になっていた事がわかる。
どうりで肩や首が凝ってきたわけだ。
もう冷たくなった珈琲を流し込みながらファイルを開き保存した画像を見直す。
『結構保存したな…』
それから何日も寝て起きては、気になる写真を探す毎日だった…
今までに無かった感覚が芽生え始めた事にもう不安は無かった。
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