不器用な男達

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2階の自分の部屋の窓から忍び込み一階へ降りてみるといつもいるはずの両親の姿がなかった。 キッチンのテーブルの上には一枚のメモが置かれていた。 “学会のため2日間家をあけます。" 「なーんだ。いなかったのか。」 親父の用事にはいつもおふくろが一緒についていく。ま、仲悪ぃよりはましか。 ガチャッ 「唯ちゃん入りなよ。」
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