不器用な男達

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黙っている陽平を見たあと唯は俯きながら声を振り絞った。 「あ、あの……良かったら私とつ、付き合ってくれませんか? 陽平さんのことす、好きなんです!」 真っ赤な顔で俯く唯の手は微かに震えていた。 「俺も唯ちゃん好きだぜ。」 「え!?」 驚いて顔を上げた唯の顔に手を置くと陽平は軽くキスをした。 「あ、あの陽平さ……。」 赤い顔で困る唯をゆっくりソファーに押し倒すと再びキスをした。 「恥ずかしかったら目閉じてな。」
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