不器用な男達

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俺が自分の気持ちにやっと気づいたのは2月も少し経った14日のこと。 学校では紘の下駄箱が溢れ俺はそれを見てからかっていた。 「すげぇな!こんなクソ校でもやっぱ女子は女子だな。紘モテまくりじゃねぇか。」 ちなみに俺がいうクソはクソ真面目すぎて面白くもないって意味な。 「そういう陽平はひとつぐらい貰えたの?」 「俺はもちろんここ以外だっつの。負けねぇからな♪」 去年の俺なら羨ましく思ったかもしれないが今年は違う。
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