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｢別に奈緒は何もしなくていいんじゃない？
昔どんな仕事をしていても恭介の許可がいるわけじゃない。
別に報告しなくてもいいことをわざわざ話したのに怒るなんて恭介の器の小ささの問題でしょ。｣
紘は淡々と話していく。
｢でも……もっと早くに言うべきだったかなって思って。
なんていうか……仕方なく話したみたいな、とにかくすごく気まずくて。｣
｢ヤキモチだったんじゃないの？それに隠し事の1つや2つ誰にだってあるよ。｣
その言葉に奈緒は聞いた。
｢紘にも隠し事あるの？｣
｢あるよ。｣
｢え！？あるの？｣
驚く奈緒に紘は笑った。
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