過去の忘れ物

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「んなのいいのに、わざわざ悪いな。でも初めてじゃねぇか? 紘が1人で来るなんて。」 「そういえばそうかもね。いつもうるさいのがついてくるから。」 違いねぇと恭介は笑いながら紘に貰った缶ビールを開ける。 「そういや、最近は4人で集まらねぇな。 亮太は家庭があるし昔みたいに頻繁には会えなくなったな。」 グラスに麦茶を注ぐと紘の前に置いた。 「昔は暇だったからね。とくにあの2人が。」
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