larme02♦紅一点

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「俺、原田左之助。 左之って呼べよ。」 美桜の目の前に座っていた男がほっぺにご飯粒を付けて笑う。 「神崎美桜です。 えーっと…お団子好きです。 よろしくお願いします。」 「そんなお堅くなるなよ。 やりにくい。」 原田が美桜をちゃかす。 「そうそう。 自然に行こうよ。 仲間になるみたいだし。」 藤堂も美桜の頭に手を置く。 ゙やめて……ち、縮む……" 美桜の叫びに誰も気付くことはなかった。
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