larme02♦紅一点

49/72
前へ
/193ページ
次へ
「お前か!」 席に戻った藤堂が隣の頭を殴る。 「あたっ……悪りぃ、全く食わねぇからもったいなく見えてきて…。」 原田は舌を少し出して笑った。 「ごめんで済んだら警察はいらん……」 美桜の箸がゆっくりと伸びた。 「それは……」 彼女の箸の伸び先は 「最後に残しておいた俺の……」 原田の漬け物だった。
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

944人が本棚に入れています
本棚に追加