larme02♦紅一点

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翌朝、美桜の姿はまだ誰もいない道場にあった。 道着を着てただ竹刀を振り下ろすその姿はまるで男だった。 「やっぱお前は女じゃねーよ。」 「新八、おはよう。」 「おはよう。 それにしても朝早いな。」 「なんか目が覚めちゃって。」 「そうか。 ちょいと一戦やらねーか?」 「望むところ。」 美桜と永倉は向かい合い互い竹刀を交え構えた。
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