3人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
キーンコーンカーンコーン・・・
学校に朝礼を告げる鐘が鳴り響く。
担任のマドレーヌ先生はまだ、教室にいなかった。
「なぁ、マカロン。この時間になってもマドレーヌ先生が来ないってことはよぉ・・・・一体どういうことなんだ!?」
隣にいたボルシチが怪訝そうな顔をしている。
「どうせまた遅刻でしょう?いつものことだわ。」
シナモンが呆れた顔で言う。
ハーヴがため息をつき、
「今年30回目の遅刻なノ・・・。」
と呟いた。
「来たよッ!!!」
ずっと教室のドアから廊下を見ていたリプトンが叫び、クラスメートが一斉に席に着いた。
最初のコメントを投稿しよう!