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流の息が耳にかかってくすぐったい。 「ッん…ダメ、も…行かなきゃ」 「せっかく2人きりなのに?」 「あッ」 流の手がブレザーの中に潜り込み思わず声を上げてしまった。 「流…ぃやぁ」 やっぱり体育館で渡せば良かったんだ! 流と2人きりは危険すぎっ! 学校で流と接触しないようにしているのは…流がドがつく変態だから! 流は所構わず僕に触ろうとする。 さっきのキスだってそう。 「嫌?」 耳元で囁きながらも触るのをやめようとしない。 本当は… 流に触られるのは嫌じゃない。 キスだって嬉しいけど… ここ学校なんだってばぁああ! 「っふぇ」 流の唇が目尻に触れて初めて自分が泣いてることに気づく。 「泣くなよ」 「うぅ~」 「お前の泣き顔見ると…    もっと虐めたくなる」 !!!!!???? 「流の……変態━━━━!!」 僕の叫びは本鈴のチャイムに掻き消され、その上HRに遅刻したのでした。
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