男の趣味はないわけで。

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「・・・わかった!付き合ってやるから、それだけは止めろ!!」 瞬間、男の動きが止まった。 「礼さん・・・」 男はベランダから飛び降りるのを止めると、俺に向かって抱き着いてきた。 「俺は・・・絶対にあなたを幸せにします!今度こそ・・・」 今度こそ・・・? 詳しく聞きたかったが、今はそれどころじゃない。 奴の涙と鼻水で、俺のお気に入りのTシャツが台無しなわけで。
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