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「陽一様っ」
「きゃーっ航介様も!!」
何で一々黄色い声が出るんだ。
うるさい。
陽一目当てなら俺の名前を呼ぶ必要はねぇだろ、あれか?馬鹿なのかテメェらは?
「んー?どうかしたのー?」
陽一はにっこりと笑い対応している。
もちろん作り物の笑顔ではない。
ある意味尊敬するが、そんな俺も営業スマイルを取り繕う。
お前らはコレだろ?
俺の顔が目当てなんだろ?
「体育だったんですかー?」
「お疲れ様でぇす」
語尾を延ばすな語尾を。
「うん、そうだよー」
陽一も真似す……陽一は元からか。
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