4月

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「あ!航介様はっ?」 「ッ!!」 陽一だけでは飽き足らなかったのか俺の腕にも触ってきた。 殴りたくなる衝動に駆られるが殴ったら退学の可能性が高い。 ただでさえ入るのが難関(航介は楽に入った)でトップで入ったから学費もタダというおいしい条件付き。 辞めるわけにはいかない。 「っ…俺、もう戻らないといけな」 「スポーツはしてるんですか??」 殺されたいのかな? 営業スマイル浮かべている間にさっさと目の前から失せとけよ…? 「……あ、航介早く学食行こう!」 「!?」 女子の手を退かし俺の手を引っ張り走り出した。 いきなりの行動に俺もアイツらもびっくり。
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